ノロウイルスは吐き気や嘔吐、下痢、腹痛等苦しい症状がでます

ノロウイルスの仕組みを正しく理解して

発熱、吐き気、嘔吐、下痢、腹痛、悪寒の時は「ノロウイルス」?

ノロウイルスに感染すると嘔吐・下痢・発熱等の症状が出ます。

症状には個人差があり、主な症状は突発的な激しい吐き気や嘔吐、下痢、腹痛、悪寒、38℃強の発熱で、嘔吐の数時間前から胃に膨満感やもたれを感じる場合もあります。これらの症状は通常、1、2日で治癒し、後遺症が残ることもありません。毎年12月頃から翌年3月頃までがピークです。

特に、免疫力の低下した老人や乳幼児では長引く可能性があり、死亡した例も報告されています。それは嘔吐物を喉に詰まらせることによる窒息、誤嚥性肺炎による死亡です。

また感染しても発症しないまま終わる場合(不顕性感染)や風邪症候群と同様の症状が現れる場合もあります。


-目次-
ノロウイルスの発生時期と件数
ノロウイルスの感染経路
ノロウイルスの予防
感染したら
関連情報
・排泄物・嘔吐物の2次感染に注意
・ノロウイルスの強い感染力に注意
・ノロウイルスの乾燥と浮遊
・食器類の取扱
・次亜塩素酸ナトリウムで消毒
・次亜塩素酸ナトリウムとは

 

ノロウイルスの発生時期と件数

ノロウイルスによる感染性胃腸炎や食中毒は、一年を通して発生していますが、特に冬から春に向けてピーク(12月から翌年3月頃)を迎えます。

ノロウイルスは手指や食品などを介して、経口で感染し、ヒトの腸管で増殖し、嘔吐、下痢、腹痛等を起こします。健康な方は軽症で回復しますが、子どもやお年寄りなどでは重症化したり、嘔吐物を誤って気道に詰まらせて死に至るケースもあります。 ノロウイルスについてはワクチンがなく、また、治療は輸液などの対症療法に限られています。

*25年24年23年22年21年
1月19232594143645012732
2月2218987100926662583
3月1985216893817031386
4月18756663891122427
5月75649288213442
6月237261391231154
7月6030719557124
8月64195526109
9月14922331383
10月59138437929124
11月54024475061373181
12月23997658279815832709
数値は発生患者数
(厚生労働省HPより)

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ノロウイルスの感染経路

ノロウイルスの感染経路はほとんどが経口感染で、下記のような5つのパターンです。
(1) 感染者のノロウイルスが大量に含まれる排出物や嘔吐物から人の手などを介して二次感染するケース
(2) 家庭や共同生活施設などヒト同士の接触する機会が多いところでヒトからヒトへ飛沫感染、直接感染するケース
(3) 食品取扱者(食品の製造等の調理従事者、飲食店における調理従事者、家庭で調理を行うヒト)が感染し、その調理者を介して汚染した食品を食べるケース
(4) 汚染されていた二枚貝などを、生とか十分に加熱調理しないで食べるケース
(5) ノロウイルスに汚染された井戸水や簡易水道を消毒不十分で利用するケース

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ノロウイルスの予防

ノロウイルス食中毒を防ぐためには、食品取扱者や調理器具などの二次汚染の防止と、子どもやお年寄りなどの抵抗力の弱い方への対応が重要になってきます。
1. 食品取扱者や調理器具などからの二次汚染を防止する。
特に、ノロウイルスに感染した人の排泄物・嘔吐物には大量のウイルスが排出されるため、大量調理施設の食品取扱者がノロウイルスに感染していると、大規模な食中毒となる可能性があります。

(1) 手洗い
調理を行う前(特に飲食業を行っている場合は食事を提供する前も)、食事の前、トイレに行った後、下痢等の患者の汚物処理やオムツ交換等を行った後(手袋をして直接触れないようにしていても)には必ず行いましょう。常に爪を短く切って、指輪等をはずし、石けんを十分泡立て、ブラシなどを使用して手指を洗浄します。すすぎは温水による流水で十分に行い、清潔なタオル又はペーパータオルで拭きます。

(2) 調理器具等
洗剤などを使用し十分に洗浄した後、次亜塩素酸ナトリウム(塩素濃度200ppm)で浸すように拭くことでウイルスを除去できます。
また、まな板、包丁、へら、食器、ふきん、タオル等は熱湯(85℃以上)で1分以上の加熱が有効です。
なお、二枚貝などを取り扱うときは、専用の調理器具(まな板、包丁等)を使用するか、調理器具を使用の都度洗浄、熱湯消毒する等の対策により、他の食材への二次汚染を防止するよう、特に注意するよう気をつけてください。

(3) 調理施設等の責任者
下痢やおう吐等の症状がある方を、食品を直接取り扱う作業に従事させないようにすべきです。
このウイルスは下痢等の症状がなくなっても、通常では1週間程度長いときには1ヶ月程度ウイルスの排泄が続くことがあるので、症状が改善した後も、しばらくの間は直接食品を取り扱う作業をさせないようにすべきです。
ノロウイルスは感染していても症状を示さない不顕性感染も認められていることから、食品取扱者は、その生活環境においてノロウイルスに感染しないような自覚を持つことが重要です。たとえば、家庭の中に小児や介護を要する高齢者がおり、下痢・嘔吐等の症状を呈している場合は、その汚物処理を含め、トイレ・風呂等を衛生的に保つ工夫が求められます。また、常日頃から手洗いを徹底するとともに食品に直接触れる際には「使い捨ての手袋」を着用するなどの注意が必要です。

2. 小さい子どもやお年寄り、持病を持っている方など、抵抗力の弱い方は、加熱が必要な食品は中心部までしっかり加熱することが重要です。
ノロウイルスは熱に弱く、加熱することでほとんど死滅します。

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感染したら

最寄りの保健所やかかりつけの医師にできるだけ早く相談して下さい。

ノロウイルスに効果のある抗ウイルス剤はありません。通常は対症療法が行われます。特に、体力のない小さな子供、高齢者は、脱水症状を起こしたり、体力を消耗したりしないように、水分と栄養の補給を充分に行いましょう。脱水症状がひどい場合には病院で輸液を行うなどの治療が必要になります。 止しゃ薬(下痢止めなど)は、病気の回復を遅らせることがあるので使用しないことが望ましいです。

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関連情報

排泄物・嘔吐物の2次感染に注意

家庭内や集団で生活している施設においてノロウイルスが発生した場合、そのまん延を防ぐためには、ノロウイルスに感染した人の排泄物・嘔吐物の二次感染、ヒトからヒトへの直接感染、飛沫感染を予防する必要があります。
毎年、12月頃から3月の間に、乳幼児や高齢者の間でノロウイルスによる急性胃腸炎が流行しますが、この時期の乳幼児や高齢者の排泄物・嘔吐物には、ノロウイルスが大量に含まれていることがありますので、おむつ等の取扱いには十分注意してください。

ノロウイルスの強い感染力に注意

ノロウイルスが感染・増殖する部位は小腸と考えられています。したがって、嘔吐症状が強いときには、小腸の内容物とともにウイルスが逆流して、嘔吐物とともに排泄されます。このため、排泄物と同様に嘔吐物中にも大量のウイルスが存在し感染源となりうるので、その処理には注意してください。
12日以上前にノロウイルスに汚染されたカーペットを通じて、感染が起きた事例も知られており、時間が経っても、患者の嘔吐物、排泄物やそれらにより汚染された床や手袋などには、感染力のあるウイルスが残っている可能性があります。このため、これら感染源となるものは必ず処理をしてください。

ノロウイルスの乾燥と浮遊

ノロウイルスは乾燥すると容易に空中に漂い、これが口に入って感染することがあるので、排泄物・嘔吐物は乾燥しないうちに床等に残らないよう速やかに処理し、処理した後はウイルスが屋外に出て行くよう空気の流れに注意しながら十分に喚気を行うことが感染防止に重要です。
12月頃から翌年3月の間に、乳幼児や高齢者の間でノロウイルスによる急性胃腸炎が流行します。この時期の乳幼児や高齢者の排泄物・嘔吐物には、ノロウイルスが大量に含まれていることがありますので、おむつ等の取扱いには十分注意してください。

食器類の取扱

施設の厨房等多人数の食事の調理、配食等をする部署へ感染者の使用した食器類や嘔吐物が付着した食器類を下膳する場合、注意が必要です。可能であれば食器等は、厨房に戻す前、食後すぐに次亜塩素酸ナトリウム液に十分浸し、消毒します。

次亜塩素酸ナトリウムで消毒

ノロウイルスは感染力が強く、周囲(ドアノブ、カーテン、リネン類、日用品など)からもウイルスが検出されます。感染者が発生した場合、消毒が必要な場合次亜塩素酸ナトリウムなどを使用してください。ただし、次亜塩素酸ナトリウムは金属腐食性がありますので、消毒後の薬剤の拭き取りには注意してください。

次亜塩素酸ナトリウムとは

上水道やプールの殺菌に使用されています。家庭用に販売されている液体の塩素系漂白剤、殺菌剤(洗濯用、キッチン用、ほ乳ビンの殺菌用)などに使用されており、これらの製品のほとんどに次亜塩素酸ナトリウムの水溶液、またはそれに少量の界面活性剤(中性洗剤の主成分)やアルカリ剤などが加えられています。
消毒に使用されることが多く、適切な濃度により各種細菌やウイルス、芽胞に効果を示すため、医療器具やリネンの消毒に使用されている。 ただし一部金属に使うと錆びるため注意が必要です。

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