物価の値上げの時期がきた！？
2021年秋ごろからエネルギーの価格が上昇してきました。コロナ対策のワクチンの普及で徐々に効果が表れ、経済の再開が始まりました。世界的に同時に再開が始まり、エネルギーの価格が上昇しました。それを機に以下のような値上げが本格化しました。
【主要な値上げ】
1.コロナ禍からワクチン接種で脱出、それに伴って経済が再開し、エネルギー需要が急激に回復した為、エネルギー価格が上昇した。
2.中国のゼロコロナ政策で、製品の供給が目ずまりして、中国製造の製品価格が上昇した。
3.ロシアのウクライナ侵攻で、両国の輸出主力製品価格が上昇した。
4.円の為替相場が安くなった為、輸入価格が上昇した。
それぞれの価格上昇の収束時期は不明です。
-INDEX-
値上げ
ステルス値上げ
電気料金の仕組み
2022年6月の値上げ
2022年5月の値上げ
2022年4月の値上げ
2022年3月の値上げ
値上げ
電気の主流は、火力発電です。輸入するエネルギーの価格が上昇すれば、電気代が上がります。私たちが利用する生活用品はほとんど工場で生産されています。電気は生産工場では必須な資源です。
石油からは、ガソリン、重油、軽油、灯油が生成されます。ガソリン、軽油は車の燃費としての利用が主力です。値上がりすると、もろに運送費に影響します。個人利用よりも業務利用が大変多く、製品への価格転嫁が予想されます。
重油は農家のビニールハウスの温度管理として使用します。夏場の果物・野菜・花卉が年中利用することが可能となり、生活にゆとりが生まれます。灯油は暖房用として廉価で人気の油です。
又、私たちが着用している被服ですが、ポリエステルという素材があります。これは石油が原料です。これと他の素材を組み合わせて様々な衣服を作っていますが、こういったものも値上げになります。
原油の値上がりは以上のように、様々なものに利用されています。それだけ生活も大変になります。
ステルス値上げ
値上の方法は2種類あります。
オーソドックスに現在の商品の内容量・内容個数は現状のままで数％値上げする方法です。
もう一つが、内容量・内容個数を減量して、価格を現状にする方法です。
後者の方法を「ステルス値上げ」といいます。ちょっとわかりずらいですね。注意してみないと見落とすかもしれません。
大手のメーカーでは、値上げにあたって、小売価格の値上げか若しくは「ステルス値上げ」を発表しています。
国内企業のすべての値上情報ではありません。当サイトで確認できた情報です。予めご了承願います。
電気料金の仕組み
電気料金の仕組みは大きく分けて以下の4つです。ちょっと複雑です。
基本料金、電力量料金、再生可能エネルギー発電促進賦課金、燃料費調整額です。もちろん細かい部分では電力会社により異なります。
1.基本料金
電力会社が設定した固定料金のことです。
電気を使っても、使わなくても支払わなければなりません。、
基本料金には制度として2つ用意されています。それは、最低料金制(関西電力、中国電力、四国電力、沖縄電力が採用)とアンペア制(北海道電力、東北電力、東京電力、北陸電力、中部電力、九州電力が採用)です。
・最低料金制
最低料金が必要です。
・アンペア制
10A、15A、・・・60A等です。
数値が大きければ料金の単価も高くなります。
2.電力量料金
使用した電力量に応じて発生する料金のことです。電気をたくさん使えば、その分電力量料金が上がり、その月の電気料金の請求額は高くなります。
「１kWh」を基本の単位として単価が設定されています。電力量料金は、この単価に使用した電力量（kWh）をかけて計算します。電気料金を節約するときは電力量をセーブすることです。
電力会社によって異なりますが、「１kWh」につきいくらという電力量料金の単価が、三段階で設定されている場合もあります。電力を使う量が増えるほど、単価が高くなる仕組みです。これを「三段階料金」と呼びます。
3.再生可能エネルギー発電促進賦課金
再エネを促進する仕組みである固定価格買取制度を維持するために、電気を使う国民全員から徴収しています。
4.燃料費調整額
火力発電では、原油、LNG(液化天然ガス)、石炭などの燃料を仕入れる費用がかかります。コストは仕入れ値にあわせて月ごとに変化します。その価格変動を電気料金に反映させるため、過去３カ月間の燃料価格の平均を計算して調整した額が、「燃料費調整額」です。
燃料費調整額は、月々の燃料費調整単価にその月の使用電力量をかけあわせて計算されます。各電力会社は毎月、２カ月先の燃料調整単価を計算して発表しています。燃料費調整額は、燃料価格が上昇したときには電気料金に加算され、燃料価格が低下したときには電気料金から差し引かれます。
最後までご覧いただきありがとうございました。