塩分取り過ぎによる高血圧、脳卒中等の循環器系病気のリスク

減塩レシピを造って100万円のチャンス!

減塩レシピを造って100万円(金賞)のゲットチャンス!

国立循環器病研究センター(「国循)の
「ご当地かるしおレシピプロジェクト」
S-1g(エス・ワン・グランプリ)大会
というプログラムがあります。

これは一食で1gの減塩をし、健康を増進しよう。と言うものです。
第二回の「かるしおレシピ2014」は締め切りました。賞金額も高く、参加者も多く人気のプログラムです。次回(2015年度)も予定されています。じっくり時間をかけて準備してください。

独立行政法人 国立循環器病研究センター主催
第2回S-1g(エス・ワン・グランプリ)大会を27年3月7日に行います。

応募期間 : 平成26年8月~11月30日(日)
一次選考(書類審査) : 成27年1月 多数の応募作品から20作品程度に絞ります。
最終選考(実技審査・賞金と賞状の授与※) : 平成27年3月7日(土)

大会名 "第2回S-1g(エス・ワン・グランプリ)大会 "(会場:大阪府大阪市 相愛大学)

※ 審査委員には、小松龍史氏(公益社団法人日本栄養士会 会長)、大谷紀美子氏(相愛学園長)、橋本信夫(国立循環器病研究センター理事長)その他を予定
賞金・賞状としては、グランプリ:賞金100万円(1者)のほか各種賞金・賞状を用意(賞金総額200万円超を予定)。
一次選考作品には、漏れなく「優秀賞」が授与されます。

入賞すると期待できそうなことが・・・沢山あります。
国内のメジャーなTV、雑誌など。又、地域のTV、雑誌などに紹介されるチャンス。
講演、執筆等の依頼。
更に、自分でホームページ、ブログ、You Tube等への投稿。
表彰状の発行があります。お墨つきが与えられることになりますので、二次的。三次的な経済効果の期待が持て、大きなステップアップがあるかも知れません。
もっと詳しくはこちら。

(MENU)
日本人の塩分の摂取量
塩分摂り過ぎによる症状
100万円(金賞)のゲットチャンスの詳細
国循の美味しい! かるしおレシピ
エースコック だしの旨みで減塩

日本人の塩分の摂取量

話は変わりますが、
塩分の取り過ぎに注意が必要だ!とよく言われます。
その理由を紹介します。

世界保健機構(WHO)のガイドラインでは、塩分の摂取は成人では日量約 5g です。
ところが、日本人の平均摂取量は成人で約 11g です。

昔からある味噌・醤油・漬物・梅干し等をよく食する関係ではないでしょうか。
発酵食品が多く、体には良い影響を与える反面、保存のことも考えられていて「塩」の使用が多いことが知られています。その影響が大きいものと考えられます。

WHO推奨量、日本人の塩の摂取量を基に数値化してみました。

使用日数WHO推奨量日本人摂取量
1日5g11g
1年1,825g4,015g
5年9,125g20,075g
10年18,250g40,150g
30年54,750g120,450g
50年91,250g200,750g
70年127,750g281,050g

賢い主婦・OLの方が、現在30歳と仮定すると以下のようになります。
WHOの推奨量だと約 54kg(袋)になり、
日本人の平均摂取量だと約 120kg(袋)です。

30年という時間での違いです。もっと長期に50年、70年で見るとその格差が増々広がっています。
人体への影響が大きいことが予想されます。

1kg の伯方の塩です。30歳でこの袋に換算して120kg(袋)食したことになります。
(写真は原寸ではありません。縮小しています)

 

塩分摂り過ぎによる症状

美味しそうな「おにぎり」の写真です。

見るからに「塩分」が濃い感じがします。
薄味だと・・・ちょっと物足りないですね。難しいところです。

 

塩分を摂り過ぎると以下のような症状が出ることが知られています。
1.のどの渇き
体内でナトリウムとなって骨や細胞外液(血液や消化液)などに運ばれますが、ナトリウムの運び役のカリウムの摂取が不足していると、カリウムの変わりに体液(水分)を取り込み塩分濃度を薄めようとします。 塩分濃度を薄めるために水が必要なので、のどが渇くのです。

2.血圧の上昇
塩分濃度を薄めようとしするために、水分(尿や汗)の排出も抑えられます。 このとき、細胞外液(血液など)に水分を多く取り込もうとするため、血液量が増え血圧が高くなります。

3.むくみ
水分を多く取り込もうとして、溜め込んだ水分が細胞からあふれると細胞周囲にたまります。これが「むくみ」となります。

 

塩分の摂り過ぎが長期に渡ると

1.高血圧症
塩分の過剰摂取が続くと、ナトリウムを排出するために血液内の大量の体液交換が行われ、血圧の高い状態が続くため、高血圧になると考えられています。 また、ナトリウムの排出は主に腎臓の濾過機能によって行われますが、大量のナトリウム排出によって、腎臓に負担がかかり濾過機能が衰えてきます。 このとき濾過機能を十分に働かせるため、自律神経が腎臓を通る血液量を増やし血圧が高くなります。 塩分の過剰摂取が続くと常に血圧が高い状態になるため、高血圧になるとかんがえられます。

2.腎臓疾患
過剰な塩分摂取が続くと、ナトリウムを排出するために、腎臓は一生懸命濾過作業を続けます。これが腎臓に負担をかけ、徐々に濾過機能が衰えてくるため、腎臓疾患の原因になる可能性があります。

3.不整脈や心疾患
ナトリウムは、カリウムと一緒に細胞間を移動する事で電気刺激を細胞に伝え、筋肉の伸縮を行います。心臓は心筋(心臓の筋肉)に電気信号が伝わることで鼓動しています。塩分過剰な状態が続くと刺激伝導に異常が起こり、心臓の鼓動が不規則(不整脈)になる可能性があり、ひどい状態になると、心疾患を引き起こす可能性が高くなります。

ご存知の通り、塩分の摂リ過ぎでいろんな病気のリスクが予想されます。病気の進行状況により、入院・手術が必要になったり。最悪、「ネタキリ」になり、家族のサポートが必要になりことも予想されます。侮れません。
「ネタキリ」になると本人もつらいですが、家族の肉体的・精神的な負担も想像以上です。

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100万円(金賞)のゲットチャンスの詳細

かるしおレシピプロジェクトの課題
美味しくて、塩分控えめ・栄養バランスがとれたレシピであること。

2014の募集期間
平成26年8月~同年11月30日
上でもお話ししたように2014は受付終了しました。(表記は過去の情報です。)2015のスケジュールは後日公表されます。今しばらくお待ちください。

応募資格
(1)団体又は個人です。応募条件の(5)が条件です。*
(2)書類審査(一次選考)を通過された方は、実技審査と表彰式(平成27年3月7日(土)、大阪)に参加できること。
(3) 美味しい上に健康によい料理に対し、郷土愛が強く、創作意欲のある方。

応募の条件
(1)地域の特産品を効果的に使用していること。
(2)最終選考(平成27年3月7日)で使える食材を使用していること。
(3)美味しいこと。
(4)塩分控えめで、栄養バランスがとれていること。
(5)*応募いただいたレシピを通じて、地域ぐるみの循環器病予防、栄養指導や食育等への展開実績があること又は具体的に期待できること。
(例) そのレシピを使って、一般住民向けの栄養指導教室を開催し、地域の減塩活動に貢献。
地域ぐるみで外食事業者と栄養士が協力してレシピを考案し、まち興しや観光PRに貢献。
企業又は外食事業者が当該レシピを使って商品化・メニュー化し、減塩食又は健康食として注目される。
"道の駅"や観光物産展等で、レシピを使ったメニューやレシピで取り上げた特産物を展示・販売。
(6)料理ジャンル(和・洋・中)の制限はないこと。
(7)過去の料理コンテスト入賞作品は応募不可です。
(8)提出されたレシピの変更は不可です。

参加可能部門
(1) 定食部門(一汁三菜を基本としたセットメニュ―、汁はなくてもよい)
・1食あたり500Kcal台、たんぱく質25~30g、脂肪エネルギー比25%以下、塩分2g未満、野菜(海藻・きのこを含む)使用量150g以上を目安とする。
(2)惣菜部門
・平均的小鉢1つ(1人前)当たり塩分0.5g以下を目安とする。
(上記定食を単品にしたものに準ずる)
(3)単品部門(特産物を使ったカレー、スパゲティ、丼物など)
・平均的市販品より30%以上塩分カットしたもの。
・カリウム塩等は使用しないことが望ましい。

締切
平成26年11月30日(日)必着(終了しました。次年度まで今しばらくお待ちください。)

応募方法
規定の応募用紙に必要事項を記載し、作品の完成カラー写真1枚を所定の位置に貼付した上で、応募先までメール添付にて申し込み。
応募用紙は、WEB上からダウンロードしてください。
送付先:
国立循環器病研究センター 広報係宛
E-mail:s1gp@ml.ncvc.go.jp

応募にあたっての注意事項
(1) レシピは応募者オリジナルで第三者の著作権・商標権等の知的財産権を侵害するもの、または侵害するおそれのあるものについては、ご応募いただくことはできません。
(2) 応募書類(貼付の写真を含む)などは返却いたしません。なお、ご応募いただいた書類に貼付の写真は、ポスター、リーフレット、ホームページ等に掲載又は展示することがあります。また、最終選考の様子は、カメラやビデオ等で撮影・編集され、ホームページ等で掲載することがあります。応募者は、ご応募に際して、これらにつきあらかじめ承諾するものとします。

(国立循環器病研究センターより引用)

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国循の美味しい! かるしおレシピ

2年で33万部の販売実績です。人気の料理本販売中。

心筋梗塞など心臓の病気や、脳卒中など血管の病気を、「循環器病」といいます。 塩分を控え、血圧を下げることが、これらの病気の予防になります。 日本人の塩分摂取量は平均約11gと、食生活習慣などから世界に比べて大変多く、高血圧治療ガイドラインでは、1日塩分6g未満を目標としています。

独立行政法人 国立循環器病研究センター
循環器病を対象とする唯一のナショナルセンター(NC)として、1977年、大阪府に設立。 国立がん研究センターに次いで、日本で2番目のNC。 「病院」「研究所」「研究開発基盤センター」の3部門が連携して循環器病の究明と制圧に挑む。 病院(612床)では、心臓・血管病と脳血管障害の両方に、急性期医療から最先端の高度先進的医療までを提供。 日本国内で最多の心臓移植の症例数(平成24年 10月で50例)を誇る。 本書に登場する臨床栄養部は病院内の部局。 数年前から「日本一美味しい病院食」も注目を集め、1食塩分2g未満の病院食はテレビ、新聞等メディアでも取り上げられている。 本書は、減塩の病院食を家庭でも作りやすいように調整、工夫された初のレシピブック。

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エースコック だしの旨みで減塩

エースコック タテ型
かるしお認定 だしの旨みで減塩 中華そば
食塩 1.5g (通常のカップラーメンの塩分を30%カット)


かるしお認定は現在9種類あります。

 

最後までご覧いただきありがとうございました。

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